どうも、いただきますカンパニーの松本友里恵です。

夏の間、十勝の畑を案内するガイドツアーで畑ガイドをしています。夏の暑さも落ち着いて、ゆっくり旅をしやすい季節になりました。

今回は十勝の北東部へ廃線駅をめぐる歴史探訪の旅をご紹介します。

〇十勝と言えば“豆”

まず訪れたのが、帯広市から車で約1時間。本別町にある「豆屋とかち岡女堂本家」さんです。十勝は昔から豆王国。大豆や小豆以外にもたくさんの種類を生産している地域です。その十勝の中でも特に豆をたくさん作っているのが本別町です。岡女堂さんはこの本別町で長年甘い豆菓子の甘納豆を作っている老舗メーカーです。

工場に併設した直売所で、この日は数量限定の豆パンも販売していました!

十勝の豆パンは甘い金時が練りこまれているのがうまいんです!

そして、この工場の裏手には小さな神社が。その名も「豆神社」

さらに奥には2006年に廃線となったふるさと銀河線の駅、そのまま「岡女堂」駅があります。もう線路も外され、替わりに目の前には道路が通っています。

 

●豆屋とかち岡女堂
〒089-3305 北海道中川郡本別町共栄18-8
0156-22-5981
http://www.okamedou.com/

 

〇日本一寒い町「陸別町」

次に向かったのは“日本一寒い”という陸別町です。

この温度計が真冬になると-30℃になったりします。

私もまだ-30℃の世界は体感したことがありません。スマホもカメラもバッテリーが寒すぎて使えなくなるらしい、、、

そして、この辺りでお昼を食べるなら、こちら。

「道の駅オーロラタウン93りくべつ」から車で1分の「コミニティプラザぷらっと」へ。

今日は2階の「すし藤」でちらし寿司をいただきました

陸別町は内陸なのにお寿司! そしてとってもおいしい!さらにリーズナブル!

このちらし寿司はランチタイムのみなのでお昼にぜひ。そして同じ施設の1階には陸別ラーメンも。夫はこちらも気になったようです笑

 

●すし藤
〒089-4300  北海道足寄郡陸別町字陸別原野分線5-5 コミュニティプラザぷらっと
0156-27-3600

 

〇本物を運転!日本でここだけ!鉄道ファンの聖地!?

陸別町の道の駅といえばこれ!
ずーと気になっていたけどやれずにいた「りくべつ鉄道」

なんと、実際に使われていた列車を運転する体験ができます!本物の列車を運転させてくれる場所なんて日本でここだけです。

今回体験したのは駅構内を15分ぐらい運転できる「Sコース」。運転体験者以外の付き添いの場合は300円で一緒に乗車できます。懐かしい紙の切符がまたいいですね~

 

早速、本物の運転席へ!ホントに触っちゃっていいのかなぁと夫もドキドキの様子。

1両編成の気動車を指導運転士の方に操作方法をレクチャーいただき、いざ出発!

50mぐらい進むとゆっくりブレーキ。目標の所で停まれるようにレバーの動きが重要です。200mほど進んだところで逆方向へ。レバーを外して、持って後方へ移動します。

「なかなか筋がいいね~」と褒められてご満悦の様子です。

車両は当時使われていたままのローカル線の雰囲気です。

この列車が池田から北見まで行っていたと思うと感慨深いですね。

この道の駅のある場所もふるさと銀河線の陸別駅があった場所です。

2006年に廃線になった後、「線路をはがすのはいつでもできる。今はがすのはもったいない」という民意によって陸別町内の線路の一部を残し、鉄道関係の機械や列車を集めて保存していました。そして、廃線2年後に観光鉄道として生まれ変わったのがこのりくべつ鉄道です。

今では鉄道好きの聖地として全国から人が集まってくるそうです。

乗車体験はほかにも80分1.6㎞を2往復できるコースもあります。

鉄道好きでなくとも、予約して体験する価値ありです!

 

●ふるさと銀河線りくべつ鉄道
〒089-4300北海道足寄郡陸別原野基線69-1
道の駅 オーロラタウン93りくべつ内(ふるさと銀河線・陸別駅.)
0156-27-2244
営業期間:4月下旬~10月下旬
営業時間:9:00~16:30(受け付けは16:00まで)

 

〇市民が作った天文台 銀河の森天文台

もう一つ、陸別町でおすすめなのが「銀河の森天文台」です。

なんと、この陸別町では年によっては低緯度オーロラが観測できます。

星空のきれいな十勝ですが、天文観測できる場所は多くありません。

ここでは晴れていれば昼間でも大きな望遠鏡を覗いて星を観測することができます。

 

研究員の方が常駐されており、今見える星を教えてくれます。

この日は残念ながら曇っていたため星は見えず。。またリベンジしたいですね。

屋上で寝袋にくるまってみんなで星を見上げるイベントなんかも行っているそうです。

流星群が来るときにはここで解説聞きながら天体ショーを眺めるのもいいですね~

また、この施設には名古屋大学宇宙地球研究所“陸別観測所”と国立環境研究所“陸別成層圏総合観測室”が併設されています。

市民にだけでなく、研究分野でも活用されており、科学好きの私(と夫も)としては見入ってしまうポイントでした。

 

●りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台
〒089-4301 北海道足寄郡陸別町宇遠別
0156-27-8100
開館時間 4月~9月14:00~22:30
10月~3月13:00~21:30
https://www.rikubetsu.jp/tenmon/

 

〇神秘の湖「オンネトー」

陸別町から車で40分、足寄町の阿寒摩周国立公園にある湖「オンネトー」へ。
両脇を木々に囲まれた山道をぬけると、道沿いに駐車場があります。

駐車場のすぐ下に湖畔まで降りられる場所がありました。

この日は曇っていたため、湖畔はうすいエメラルドグリーンでした。
でも、風のない“凪”な日だったため湖畔に木々が映り美しい景色です。紅葉はじめた木々とまだ青々した木々のコントラストもすばらしい。

湖畔展望台からは雌阿寒岳と阿寒富士も一望できます。

この湖は鉄分やマンガンなどの鉱物を多く含んでいるため、光の当たり方や湖の温度によって色が変わるのだそうです。水は酸性のため魚は生息できないと言われています。

オンネトーの由来はアイヌ語で「年老いた沼」または「大きな沼」だそうです。きっとずーと長い間この湖は生き物が住むには厳しい環境だったからこそできた景色なんだろうなと思います。そして当時から変わらぬ景色なのかと思うとまた違ってみえてきます。

 

●オンネトー展望台
〒089-3964  北海道足寄郡足寄町茂足寄
12月下旬~4月中旬は雪のため通行止め

 

〇だれでもコロボックルに!?

最後は「道の駅あしょろ銀河ホール21」で一休憩。

足寄町も酪農が盛んな地域。ソフトクリームも濃厚です。

足寄と言えば、言わずと知れた松山千春さんの出身地。そして大きなラワンブキ。

館内は常に松山千春の曲が流れていて、表には手形&足型!(“足”寄だけに)が飾られていました。

こんな撮影スポットも!笑 だれでもコロボックルになれそうです。

そして、ここの隣にも2006年に廃線になったふるさと銀河線の足寄駅が残されています。

駅舎は当時のまま、運賃表や時刻表もそのままです。都市部では自動改札が当たり前になっていた当時も紙の切符を車掌さんが切っていたのかなぁと想像できます。

この日巡った場所はふるさと銀河線の沿線上にあった町でした。この路線は約100年間十勝の池田町からオホーツクの北見市まで繋いできました。昔はあちこちで開拓した木材を運んだり、農産物やもちろん人々の足として使われていましたが、道路整備が進むとともに移動の手段が鉄道から自動車へと移り変わり、鉄道としての役目を終えました。

 

●道の駅あしょろ銀河ホール21
〒089-3701 北海道足寄郡足寄町北1条1丁目3番地
0156-25-6131
http://www.ashoro-kanko.jp/michinoeki/

 

こうした十勝の歴史を垣間見れる場所が意外と多く残されています。

一昔前の十勝を想像しながらめぐってみる旅もいかがでしょうか。

今回訪れたスポット

  • 豆屋とかち岡女堂
  • すし藤
  • ふるさと銀河線りくべつ鉄道
  • りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台
  • オンネトー展望台
  • 道の駅あしょろ銀河ホール21