※この記事はトカプチ雄大空間の調査事業で制作されたものです。
こんにちは! 北海道十勝の南にある町・大樹町に住んでいる神宮司と申します。
就職で上京し、結婚と出産を機に地元・大樹町にUターンして4年。 中学卒業と同時に去った地元は、大人になってからやっとその魅力に気づくことができました。
夫と4歳の息子と大樹町に暮らし、自然豊かで食べ物がおいしい日々を楽しんでいます。
そんな私がオススメする旅は、『理系女子に捧ぐ宇宙への旅』。 システムエンジニアだった完全に理系の私は、首都圏に多くの理系女子の友人がいます。 今回はそんな理系女子を案内する地元旅を考えてみました!
羽田空港からとかち帯広空港までフライト時間は1時間15分。 一日8往復も飛行機が飛んでいますから、頑張れば日帰り旅行だってできちゃいます。
六花の森で優雅な平日を過ごしてみる
空港に降り立った友人たちを最初に連れて行くのは中札内村の『六花の森』。 帯広市発祥の有名お菓子メーカーである六花亭が手がけるガーデンです。
敷地面積はなんと10万平方メートル! 広大な敷地に四季折々の花々が咲き誇ります。
ゆったりお散歩するのがとっても気持ちのいい空間です。
広大な丘を見渡せる椅子。
この日は平日。 世間のみなさんが仕事している時間に、この空間にいる私たち。 こんな贅沢ある・・・?
六花の森の中には、あの六花亭の包装紙に包まれることができる部屋があります!
女子じゃなくてもテンションあがっちゃうやつです(笑)。
六花の森にはショップが併設されたカフェテリアがあり、絶品スイーツを景色を楽しみながらいただくことができます。 そしてなんとコーヒーは一杯頼むと飲み放題。
そしてショップには六花亭のお菓子はもちろん、包装紙をモチーフにした雑貨なども販売しています。
私の一押しは、みんな大好きマルセイバターサンドの包装紙がタオルになったマルセイバタータオル!
半日くらいは余裕で過ごせちゃう場所です。
十勝のフロマージュで絶品ジェラートを食べる
さて、次の目的地は、六花の森のすぐそばにある『十勝野フロマージュ』。 地元でも有名なジェラート屋さんで、休日は個人客や団体客で大にぎわい。
天気がいい日は外のテラス席がオススメ。 久しぶりに会った友人たちと会話に花が咲きます。
半田ファームのラクレットセットはぜひ食べてほしい!
ランチは私の地元・大樹町に移動して『半田ファーム』へ。
こちらではぜひ★予約しないと食べられない★ラクレットセットを注文してください。
自家製の牛乳でチーズを作っている半田ファーム。 そのチーズを鉄板の下で溶かしながら、鉄板で野菜を焼きます。
焼いた野菜の上にチーズをかけて召し上がれ!
大樹町は実は日本有数の生乳生産地。 雪印が工場まで構える酪農の町なんです。 そんな大樹町で牛を眺めながら、その土地でできた牛乳で作られたチーズを食す。
他では味わえない贅沢な時間を友人たちと過ごせる幸せといったら・・・。
インターステラテクノロジズ の工場見学ツアー
大樹町といえば最近話題なのが民間企業インターステラテクノロジズ社がつくるロケットのこと。 実は私、休日にはインターステラ社のガイドをやっています!
現在は10名以上の団体しかツアーを受け入れていませんので、ぜひお友達をお誘い合わせのうえ、お申し込みいただければと!
インターステラ社は社員20名ほどでロケットをつくっている会社です。 民間が単独でロケットをつくり打ち上げ実験を行う事例は日本初なんです。
小型ロケットで衛星1つ1つをオーダーメイドで輸送することを目指すインターステラ社は、ロケット製造に関わるコストをできる限り削減しています。
特別な機械でしか作れない部品は高価格になるため、町工場で使われているような機械を使って製造できる設計でロケットをつくっています。
こちらは実際のエンジンのノズル部分。左側の黒い部分から炎を吹き出しロケットは大樹町の空へ飛んでいきます。
工場の次は、海沿いの発射場へ移動。
この日は運良く、実験用のロケットの組み立て現場に立ち会うことができました。
手前に見えている青い素材は、住宅などの断熱にも使用されるスタイルホーム。 コストをかけずにロケットをつくるため、可能な限り世に出回っている既製品を使うのもインターステラ社の特徴です。
初めて見るロケットづくりの現場。 エンジニアさんの話に真剣に耳を傾ける我々。
日本でこんなにもオープンにロケット開発の現場が見られるところは、ここの他にないのではないでしょうか。 宇宙好きのお子さんがいるご家族にもオススメです!
ヨード泉でポカポカになって帰ってください
旅の締めくくりは、なんといっても温泉。 インターステラ社の発射場からもう少し東に進んだ場所に『晩成温泉』はあります。
晩成温泉は、全国でも珍しいヨード泉。 肌にやさしいのに、体は驚くほどポッカポッカに温まります。
海に面して建てられているため、室内風呂からは一面の海が見渡せます。 露天風呂はありませんが、屋外にでることもできて、裸で海に向かう開放感抜群の体験ができます。 (外の人に見られないようにご注意ください)
さて、私オススメの地元旅。いかがでしたでしょうか。
おいしいものも、珍しいものもある地元ですが、昔からある豊かな自然も私は大好きです。
最後にオススメしたいのが・・・
カムイコタンキャンプ場
このキャンプ場は私の幼い頃からの遊び場。 日本一の清流に過去何度も輝いたことがある歴舟川が流れており、今でも子供を連れてよく遊びにいきます。
子供がある程度大きくなってきてからは、河原に椅子を並べて、まったりとコーヒーを飲むひと時が最高に幸せです。
ここ歴舟川はカヌイストの聖地とも呼ばれており、シーズン中は多くのカヌーファンが訪れています。
こんな田舎の小さな町だけど、おいしい食も美しい景観も、ワクワクする挑戦もある。 私の大好きな地元にぜひ一度、遊びに来てただけたら嬉しいです!